質物(しちぶつ)

質屋でお金を借りる際に担保として質屋に預ける品物のこと。質草と同じ意味です。
 ※「担保」とは「お金を借りた」人がお金を返せない場合に備えて受け取る「保証となる財」のことです。

質草(しちぐさ)

質物と同義

質預かり(しちあずかり)

質屋に品物を入れてお金を借りること。質屋側から見てお客様から品物を受け取って保管する(預かる)ところからきています。
慣習的に使われる場合は「質入れ」、「質契約」と同義。

質入れ(しちいれ)

質屋に品物を入れてお金を借りること。お客さま側から見て所有物を質屋に「入れる」ところからきています。
慣習的に使われる場合は「質預かり」、「質契約」と同義。

質契約(しちけいやく)

質屋に品物を入れてお金を借りること。商取引上はこの用語が正しい。
慣習的に使われる場合は「質預かり」、「質入れ」と同義。

元金(もときん)

質契約でお客様にお貸ししたお金。
またはその金額のこと。通例「元金」と呼ぶこともある。

質料(しちりょう)

質契約時にお渡しする「質契約証」。
質契約に関する内容や注意事項が書かれています。
利上げや受け戻し時に必要となりますので大切に保管してください。

満月計算(まんつきけいさん)

質料の計算方法の一つ。
質契約日から翌月の同日までを一か月として質料を計上する方法。当店では質料計算時にこの方式を用いています。

利上げ

 質料を支払うこと。
質料は月単位でお支払いいただき(日割りはしていません)、いただいた質料に応じた月数だけ質期限を延長することができます。

受け戻し

元金とその時点で発生している質料を支払うことで、担保として質屋に入れておいた質草を取り戻すこと。
質契約の解除。

質受け

受け戻しと同義

出質

受け戻しと同義。品物を質屋から「出す」こと。

質期限

 質屋が質草を預かり、保管しておく期限。質入れ日から満三か月後まで。
それを過ぎると質草の所有権は質屋側に移ります。

質流れ

質期限が過ぎて質物の所有権が質屋側に移ること。

質流れ品

 質流れにより質屋が所有権を獲得した品物。当店では販売店で販売してる物もあります。

質蔵

 質草を保管する倉庫。国から防犯、防災、保管法に関して一定の基準が課せられており、公安委員会(警察の管理する行政委員会)から許可をいただいています。安心してお預けいただけます。